誰一人取り残さない社会になったらいいな

 日本には、世界に比べて貧困はないと言われています。でもみんな気づき始めています。お金だけでなく、ちゃんと食事ができたり、教育を受けることが難しい環境にちょっとしたきっかけで誰もがさらされる社会であることを。
 そんな社会のなかで今できることを考え行動を起こすことが未来を創る・未来を生きる人々への贈り物になるのではないかと思いました。
 今回のホームページは、そんな社会を少しでも変えることを目指して立上げることとしました。障がい者の仕事が箸袋に箸を入れるような内職に代表される仕事を、どう変えていくことができるのか。一般の会社ではたらくことが難しい障がい者の方たちの賃金や工賃をどうしたら増やしていけるのか。ちなみ職業訓練を中心とした就労支援B型の1か月の工賃水準は岡山県では1万4千円台です。
 そんななか、障がい者支援事業所も本当に変わる努力を始めています。大変であっても喜んでもらえるもの。社会に役に立つもの。そしてその仕事をすることで少しでもやりがいを感じて笑顔になれるものを、いつも頭をうちながらも目指しています。
 しょうぶ学園の福森伸さんが書かれた著書「ありのままがあるところ」のなかに、小説家の村上春樹さんの言葉が紹介されていて心打たれました。「人はみんな病んでいるというのが僕の基本的な世界観です。僕らはみんなその治癒を求めて生きているのです。あなたが誰かに治癒を求めようすればあなたも誰かを治癒しなくてはなりません。僕らはその交換行為の中で“生きている”という実感を得るのです。多くの場合」
 このホームページを見ていただいて、まだまだ少ないのですがリアルの場でセルプ良品を手に取っていただければ幸いです。また遠方の方や大切な方への贈り物としてネットショップをご利用ください。そして感想や改善点も遠慮なくお知らせください。あなたのお買い物がこの社会を変えていくことにつながります。未来への贈り物をともにつくっていきましょう。